前回に引き続いての2代目野末号の裏話を・・・・。
1/14(金)
右目のコンタクトを失くし、とりあえず親のメガネをかけて免許センターへと向かいました。
免許センターは実家から車で約20分程にあります。
何より片目だけコンタクトで車に乗るのはかなり怖かったです。
何せ片目がぼやけてまるで3Dメガネをかけてるように立体的になるんですよ。
コンタクトの方は今度試してみてください。
・・・・。
でも実際に車に乗ると危ないのでチョット近所を歩いてみるだけでも分かりますよ。
どんだけ怖いか。
無事に免許センターに着いて手続きも済ましていざ適正検査です。
さぁ片目コンタクトで視力測定はパス出来るのか・・・・。
ついに私の番がやって来ました。
「あのぉ・・・・。実は昨日コンタクト片方失くしまして・・・・。」
とりあえず先手必勝です。
しかし、
「あら、そう。大変だね。まっ、測ってみよっか?」
効果無しか・・・・。
ひとまず左目はオッケーで、問題の裸眼の右目です。裸眼で0.1です。
や、やばい。全く見えない・・・・。
こうなったら背に腹は変えられません。親メガネ(おかんメガネ)装着の時です。
び、微妙に見える・・・・。
「え~、あぁ~、み、右・・・・。いや、上!!」
「う~ん、正解!!まぁいいでしょう。」
おっしゃぁ!!!
半分山勘ですが、無事パスしました。
そして免許作成の手順に進むのですが、とりあえず2時間待ちになりました。
参ります。何せ三重県なわけですから時間を潰すにも周りは畑、田んぼ、住宅地。一応予想はしてたんで本を一冊持って来てました。良かったですわ。
結局昼過ぎに無事免許ゲット出来ました!!!
やっぱテンション上がりますねぇ。
ついでに腰が痛かったんで整体も行ってきました。
明日はいよいよ2代目野末号とご対面の日です。ワクワクします。
1/15(土)
午前中に実家を出て大阪に帰ってきます。
新バイクはO谷の実家「河内長野」に保管されてるとのことで新バイクで河内長野から庄内まで帰らなくてはいけません。
かなり距離があるんですが、新バイクの嬉しさの方が勝っているため全然苦には思ってませんでした。
しかし、ここで問題が。どうやら電車内から窓を見ると雨が降ってるようです。
難波に着いたんですが、やはり止んではいません。
これには悩みます。
色々と悪条件が重なってるんです。
まず、卒検以来バイクに乗ってないこと。中古のバイクで色々調子が悪いので本当なら修理して欲しいとのこと。そして雨降り。長距離。しかも夕方5時からバイト。
散々悩んだ挙句結局はバイク合いたさには勝てません。
雨の中河内長野に着いてO谷家へと向かいました。
雨はドンドン強くなっていきます。
ひとまず新野末号の説明を聞いて新品のナンバーをつけて雨具を着込んで準備万端です。
実は親父にバイク用のカッパを貰ったんですが、ちょっとレトロ感が強すぎて今回はカバンに着させました。
メットも貰ったんですが、デカイっす。ごついっす。
重装備で身動きがとり辛いのですが、我侭は言ってられません。
何せ雨の中初ライディングで河内長野から庄内まで行くのです。
時刻はすでに3時。果たしてバイトには間に合うのか・・・・。
何とかエンストはせずに済みました。まず新しいガソリンを補給して出発です。
まぁ思ってたよりは乗りやすいんですが、ブレーキが効きにくい。これは怖いです。雨だから余計に怖いです。
30分ほど走ってようやく慣れてきたころのことです。O谷の車に先導されながら大きい道路をひた走っていた時、ふいに後ろの方から変な音がしました。
「バキーン!! カラッカラカラ!!!」
「えっ!?何の音!!?」
一瞬パニックに陥りましたが、すぐに音の正体を悟ります。
「ナンバープレートが落ちたぁ!?」
しかも運悪く幹線道路の一番右を走ってたのですが、無理やり右側に寄せて緊急停止します。
バイクを停めて音のした辺りまで走って行きました。
あった。ナンバープレート・・・・。止め具は・・・・。
ないっ!?ネジが吹っ飛んでどっかいッたぁ!!?
いきなり最悪です。
ずぶ濡れのまま立ち尽くしました。
とりあえずナンバーを持ってバイクに戻り左側の歩道までバイクを寄せます。
ど、どうしよう・・・・。
さすがにナンバー無しで河内長野から庄内までは無理でしょう。
O谷は気づかずに先に行ってるようなので電話して呼び戻しますが、戻るまで時間は掛かるでしょう。
どうしたものか・・・・。
ネジが無いことにはつけようがありません。
悩んだ結果ある答えが出ました。
とりあえずつけなくては走れない・・・・。
よっしゃ!キーホルダーの丸いヤツでつけてまえ!!
言ってみたものの、キーホルダーの輪っかに通るのでしょうか。
やってみなくちゃわかりません。
試行錯誤の結果何とかつけることに成功しました。
こんな感じです。
ようやくO谷と合流して変わり果てた様を見せました。
すると彼の心無い一言が・・・・。
「このナンプレの『も』って字はナンバーが『もげる』って意味やねんな(笑)」
笑えねぇよ。O谷さん。
この時、ふと道路の向かい側を見て私は腰が砕ける思いをしました。
あ・・・・・・・。あそこにバイク屋あるやん・・・・。
踏んだり蹴ったりとはこのことでしょうか。
時刻は4時15分。場所は堺市辺り。
バイトは間に合わないでしょう。
バイト先に電話をして再出発です。
その間も雨は全く止まずにパンツの中までずぶ濡れです。
着いた頃には5時ちょっと過ぎでした。
急いでロッカーに向かおうにも全身震えが止まらずフラフラと階段を上がり始めたころ。
丁度朝礼を済まして店に向かうバイト仲間と鉢合わせになりました。
てっきり心配してくれるのかと思いきや、彼らはずぶ濡れで震えながら登る私を見て大爆笑です。
だから、笑えねぇって!!!
散々な初日になりました。
さすがは野末号の名を継ぐ者でしょうか。早くも初日から伝説を残した2代目野末号。
頼むから平和に頼みます。
そうそう、車種はYAMAHA TW200ってやつです。
結構メジャーでドラマではキムタクも乗ってたそうです。
キムタクの様にスマートに乗ってみたいものです。
2代目野末号初登場!!(後編)
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