hideMUSEUMより命からがら(横須賀編)駿河健康ランドに戻って来た私は、身を震わせながらそのままお風呂に直行します。
今度ばかりは心底身の危険を感じ、体の芯から冷え切っていたので、あらゆるお風呂につかりサウナにも30分入りました。
お陰で体はポッカポカ。風呂上りのビールが格別に旨いです!
この駿河健康ランドには唯一の難点がありまして、煙草を吸う人は喫煙ルーム(1Fと3F)に入って吸わないといけません。(宴会場は除く)それ以外では禁煙になっているため、煙草を吸いたくなったら喫煙ルームまで歩かないといけないのです。
まぁ、今の世相から見て仕方が無いのかもしれませんが・・・・。
お風呂から上がってビールを飲んでから、少し小腹がすいたのでうぐいすパンを買ってきました。
パンをかじりながら煙草ルームのテレビを見ていると、おばちゃん2人が煙草を吸いに入ってきました。
二人はおばちゃんトークをしながら丸テーブルに座る私の前に座ります。
構わずに一人うぐいすパンをかじりながらくつろいでいると、おばちゃんの片割れが僕に向かっていきなり話しかけてきました。
「あら、お兄ちゃんめずらしいパン食べてるわねぇ?おいしいのそれ?」
「え・・・・?あぁ、まぁまぁ美味しいですねぇ・・・・。」
「へぇ、そぉなの・・・・?」
・・・・・・・・。何この空気・・。
「あ、あのぉ、よかったら一口食べます・・・・?」
「あら!そぉ?悪いわねぇ!」
ウワァ・・・・。マルデ大阪ノオバハン ( ̄Д ̄;
喋り方こそ違えど、そこにいたのは大阪のオバチャンです。
引いてる僕にはお構いなしにパクパクとおいしそうにうぐいすパンを頬張ってます。
どうやらオバチャンの図々しさは大阪に限ったものではなく、どこに行っても図々しいオバチャンはいるものだなぁと痛感しました・・・・。
しかし、以前のパチンコ屋経験が生きたのかすっかりおばちゃんと打ち解けていつしかビールまでご馳走になってました(笑)
ビールを飲みながらおばちゃんと世間話をしていると、
「お兄ちゃん、おつまみいるでしょ?」
と、おもむろにおばちゃんはバックに手を入れて取り出しました。
何だろう、まさか、大阪のおばちゃんの定番アイテム「飴ちゃん??」
出ました。柿ピー!!
すげー、静岡のオバチャンのカバンの中から柿ピーが出てきたよ!
ってか、柿ピー持ち歩いてんのかよ!!
と心の中でツッコミながらもしっかり頂きました。
小一時間程の世間話が終わると、おばちゃんコンビは帰って行きました。
ようやく訪れた平穏な時間に酔いしれつつ、明日も朝からドライブが待っているのでそろそろ仮眠室に移動することにします・・。
前回の記事でも少し触れましたが、ここの健康ランドには仮眠室があります。
宴会場くらいの大部屋に5~60人分の布団が敷き詰められていて、和室と洋室の二部屋が用意されているのです。
前回は和室に泊まったので、今日は洋室で寝ようと洋室に入ると、そこには既に7割近くの布団に他の客が寝ていました。
あくまで仮眠室なので布団ごとのスペースは殆ど無く、なるべくなら左右に誰も寝ていないポジションをキープしたいところです。
快眠を得るための熾烈な陣取り合戦の火蓋は、とっくに切って落とされていたようで、私は若干乗り遅れてしまいました。
それでも諦めずに洋仮眠室に侵入し、ベストポジションが残っていないかチェックして回ると、一箇所だけ左右誰も寝ていないところを発見!
そして、すぐにその絶好のポジショニングに成功しました。
あぁ。これで安眠が約束されたよ・・・・。
そして、30分が過ぎて丁度眠りにつきそうな頃。突然の騒音に一気に現実世界に引き戻されました。
「ぐぅおぉぉ!!!!」「フゴピュルルぅ!!!」
うるせぇ!!!!ヽ(`Д´)ノ
やっとベストポジションにありつけたと思ったら、今度は大騒音に悩まされます。あぁ・・・・。寝れねぇよ・・・・。
イビキが止むのを待ってはいるんですが、一向に止む気配はありません。
いくら一日中バイクに乗って疲れてるとは言え、こんな状況で快眠は無理ですね・・・・。
2,30分ほどイビキが止むのを待っていたんですが、もう諦めた方がよさそうだと判断して洋室を離れて和室に移ることにしました。
和室に入ると、かなり空いているのに気づきます。
大体2,3割程度の人しかいなく、ここでは熾烈な陣取り合戦の必要は無さそうで、全然人がいない列の一番壁側で寝ることにしました。
今度こそ絶好のポジションだろうと確信して、そのまま眠りについたのですが、この判断が後に地獄を見ることになろうとは知る由もないのでした。
眠り始めてから2時間も過ぎた頃でしょうか。何やら我が身に降り注ぐ異様な気配に目を覚ましました。
気がつくと、壁を向いて寝てたんですが、不自然すぎるほど壁際に来てるんです。
しかも背後から、なにやらプレッシャーを感じます。
恐る恐る反対側へ寝返りをうつと、な、何とそこには!!!
知らん人が俺の布団に入ってきて寝てるぅ!!!!
(((( ;゚Д゚)))ガタガタブルブル
一気にパニック状態に陥りました。
だれ?だれやねん!?何で俺の布団におんねん!?え!?
ホラレルノ!? ゲイ!? ハードゲイ!? フゥゥー!? ┐(▼Д▼)┌
あぁ、いかんいかん、落ち着け、落ち着けオレ!
とりあえず相手は寝てるようだし、多分最強に寝相が悪いんだろう。いや、そうであってくれ!!HGは嫌だぁ(TロT)
こうして深夜の陣地を奪い合う攻防戦が始まった・・・・。
布団占有率
野末50% 敵50%
野末氏の攻撃
敵の足を軽く押してみた・・・・
ビクともしない
野末氏の攻撃
敵の足をさらに押してみた・・・・
ビクともしない
敵の攻撃
「ンン・・・。」と唸りながら逆に足を伸ばしてきた。
ムカッ!! (“ ̄д ̄)
布団占有率
野末40% 敵60%
野末氏怒りの攻撃
敵の足を大幅に押し戻した
布団占有率
野末60% 敵40%
形勢逆転に成功した
敵の攻撃
敵は眠っている
野末氏の攻撃
野末氏は様子を見ている
敵の攻撃
敵は目を覚ました
周りをキョロキョロしている
敵は恐れをなして逃げていった。
陣地の防衛に成功した。
50の経験値を手に入れた。
0Gを手に入れた。
よっしゃぁぁ!!!!d(>∀<)
見事に敵を撃退して再び平穏が訪れ、ようやく快適な眠りにつきつつ長い夜は幕を閉じるのでした。
道-深夜の攻防戦-
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とあるトコロから 初めてココに来ちゃったんですが、長文も長文と思わせない程 面白くて ついつい吹き出しちゃいました。
((*≧m≦)ププッ
また 時々 覗かせて頂きます(^^)
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むーん☆さん初めましてです♪
お褒めのお言葉ありがとうございます。
いやぁいつも手短にって書き始めるんですけど、どんどん長くなっちゃいます(^^;
いつでも来ちゃってください♪