中免への道(4日目)

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4日目にして早くもまたやっちゃいました。
え?何をって?
そう、うすうすお気づきの通り寝坊です。
さすがに4日間で2回の寝坊となると自己嫌悪になっちゃいますよね。
しかも皮肉なことに丁度永井君と待ち合わせの時間に目が覚めたんですよね。
まじで自分の朝の弱さに嫌気がさしましたよ。
けど幸か不幸か前回の寝坊のお陰でタクシーで行けばギリギリ間に合う時間を知ってたんで今回もタクの運ちゃんの世話になりました。
さて、本日の教習はシミュレーター教習でした。
シミュレーターとは、いわゆるゲームセンターにあるようなバイク型の機械に乗って実際のバイクの操作をしながら画面を見て色んなシチュエーションを体験するものです。
今回は色んな速度で同じコーナーを曲がる内容でした。
さすがに実際の道路では試せないものです。
そして今回のコースは海を臨んだ湾岸コースです。
まるでグランツーリスモとかリッジレーサーに出てきそうなコースです。
まずは永井君の挑戦です。
50㌔、まぁ余裕そうです。
60㌔、ちょっと対向車線に膨らんでます。
70㌔、明らかに対向車線を逆走しています。
80㌔、もう限界そうです・・・・。コースアウトしました。
そして永井君の乗るバイクは海の藻屑となりました。
次は私の挑戦です。
幸い永井君の挑戦を見ていて、ゲーセン並みのコーナリングが必要だと察しました。
50㌔、余裕です。
60㌔、まだ余裕です。
70㌔、そろそろドリフトをかまします。
80㌔、かなり横倒しでドリフトです。
90㌔、気分は藤原拓海です。全力をもって車体を傾けます。
遂にファイナルステージ100㌔です。
うぉぉぉぉ!!!!
私の雄叫びと共に車体を極限に傾け、明らかにマフラーが擦れる音を感じながら「アウトインアウト走法」と「慣性ドリフト」を組み合わせ、ファイナルステージを制覇しました。
しかし、そう甘くないのが教習ってやつです。
コーナーを曲がりきって思わずガッツポーズを出そうとした瞬間、前にトラックが道路全てを遮っていて見事にクラッシュしました。
本来ならここで教官が道路では何が起こるか分からないから安全運転をしましょうね。等とお決まりの文句が出てくると思ってましたが、今日の教官はかなり遊び心をお持ちのようで「100㌔クリアーしたかぁ、やるなぁ。」とか嬉しそうに言いながら最初に失敗した永井君に向かって
「このままじゃ悔しいやろ?もう一回永井君にチャンスをあげよう。」
と言い出しました。
このおっちゃんおもしれぇと思いながら永井君の再チャレンジが始まりました。
50㌔、60㌔と順調に進み、80㌔を越えて90㌔の挑戦までこぎつけましたが、あえなく失敗。再び海の藻屑へと消えていきました。
驚いたのがこの後の教官のコメント。あまりに挑戦的で思わずツッコミたくなりました。
「あ~あ、せっかくチャンスあげたのに90㌔止まりかぁ・・・・。
えぇー!?いやいや、そういう教習じゃないでしょう!!
っと心の中でツッコミながら一方でそんなノリ大好き!
とも思ってました。
恐らく「90㌔止まり」はこの先永井君の心のキズになるんでしょうか。


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