職業訓練日記【十週目】その2

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っとその前に宣伝しまーす。

3月28日(土)
梅田ハードレイン

the cubridemensレコ発イベントに参加します。
そして、SLEEPiNG CHiLDの復活?ってことで、元メンバーが集まって一夜限りのライブを
行います。お暇な方はぜひお越しくださいませ。詳細はまた後日

就職ガイダンス

Javascriptの高速授業も終わって、いよいよ卒業へのカウントダウンが始まってきました。
今回は面接や応募に向けてのコツなどを教わる就職ガイダンスを受けてまいりました。
人材コーディネータをやっていて、かれこれ数百名を越える面接を経験してきたわけで、わりと面接のポイントとかコツは普通の人よりは理解しているほうで、その辺の役得はあったんですが、今回の講師は、転職や就職活動などを専門に行っているコンサルタントで、その辺は営業や事務作業の傍らで面接をやっていた私なんかよりもさらに専門的に分析されていて、結構目から鱗な授業でした。
今回は、自分の復習の意味も含めるのと、私自身の派遣コーディネータの経験から、転職・就職活動をお考えの方にも分かるようにまとめてみたいと思っております。お付き合いください。
まずは、転職・就職活動を4つの行程に分けて考えたいと思います。

  1. 自己分析
  2. 準備
  3. 応募
  4. 面接

1.自己分析

よく言われることですが、まず自分がどのような仕事をしたいのか、何が目的で転職をするのか、何を優先させたいのかが明確になっていないと、準備のしようもありませんし、またミスマッチが発生したりもします。
これは、私自身派遣会社に登録・面接に来られた応募者の方にも気をつけてもらっていたのですが、何を一番に優先して仕事を選ぶのか?
これがはっきりせずに応募に来る方も結構多かったのも事実です。得てしてそういった方は派遣の就業が決まっても、結局早い段階で辞めてしまうのです。
例えば、給料に惹かれて応募された方が就業後、距離が遠いと言って辞められたり仕事内容が気に入らないと言って辞められるケースもありましたし、逆に近所の仕事を探してる方が実際は給料が高い方が良かったりと、自らの最優先事項が明確になっていない方ほど離職率は高かったです。
まずは、自己分析をして優先順位をつけること。
例えば、紙に次のことを記入して自分の希望を書いてみましょう。

  1. 雇用形態(正社員・アルバイト・パート・派遣・フリーランス、SOHO)
  2. 希望する仕事内容・職種
  3. 希望する月給または時給/最低限欲しい希望額
  4. 勤務時間
  5. 通える勤務地の範囲
  6. 会社の規模・従業員数
  7. 社風やオフィスの環境
  8. その企業の相手とする顧客
  9. 休日・休暇について

次に、今書いた内容を優先順に並べ替えてみましょう。(どっちでもいいものがあれば上位5つとか上位3つでも構いません)
次に、今並べ替えたものを見ながら求人情報を見てみましょう。
どうでしょうか?少し自分の考えがまとまってきませんか?
自分の優先事項が明確になれば、それに求人を照らし合わせて当てはまる案件を探せばいいですし、妥協するならどの優先事項から妥協していくかも分かりやすくなるはずです。何となく自分で分かってるって方もぜひ紙に書いてみてください。

2.準備

自分の目標や優先事項が定まってきたなら、次は活動を開始するにあたっての準備を行います。
主に用意するべきものは次の通りです。
・添え状(書類選考などの時)
・履歴書
・職務経歴書
・礼状
まず、必要書類の用意の仕方から説明します。
1.上記の書類をクリップでとめてください。
2.それをクリアファイルに入れてください。
3.それをA4サイズの封筒に入れてください。
これをする意味としては、まず先方への配慮としてのアピールが望めます。
もちろんクリップやファイルは先方で用意するでしょうが、先にこちらが用意することによって
気配りが出来る人というアピール効果があるかもしれません。
また、A4サイズの封筒に入れるのは、普通履歴書などを入れるときは通常の封筒に入れてきます。
ただ、普通の封筒だと、どうしても3つ折にしないと入らないので、必然的に書類は全て3つ折になってしまいます。この3つ折というのは、見る人にとっては案外鬱陶しいものです。
見る人の心理としては真っさらな折り目の無い書類の方が見やすくて扱いやすいのです。

履歴書

次に履歴書についてですが、写真はスピード写真を使わずにちゃんと
写真屋さんに行って綺麗な写真を撮ってもらってください。
そして、履歴書についてはパソコンで作って構いません。
説明ですが、パソコンで作るメリットとしては
・沢山の企業に応募する際の手間が省けます。
・自分に必要な項目をチョイスできてカスタマイズが可能です。
・写真のデータがあれば何度でも印刷が可能です。
昔は履歴書は手書きが常識!などと言われてましたが、今はそこまで気にする採用担当は少ないです。現場サイドとしては、見やすい・分かりやすい・必要な情報が書いてある履歴書が好まれます。
もし、手書きにこだわる企業なら手書きでも構いませんが、そういう企業は恐らく考え方が古い旧体質の企業であることも予想できます。
それに今では一人で数社、数十社と応募するのが常識になっておりますので、わざわざ手書きで、間違える度に書き直すやり方は非効率的としか思えません。
それに写真屋さんでデータを貰えば、何度でも印刷が可能になりますのでコストパフォーマンスも大変良いといえます。
それに、市販の履歴書と言うのは数多くの種類がありますが、得てして不必要な項目が多く入っています。例えば「好きな科目」
こんなものは学生ならともかく、いい大人が「数学と理科が得意です」とか書くのはナンセンス極まりないです。
あとは一番下に「保護者欄」・・・。これもいい大人が書く場所ではありません。
もし、市販の履歴書を使うのであれば、ちゃんと自分に合うものを選んでください。

職務経歴書

これも履歴書と同等、それ以上に重要な書類になります。
履歴書があなたのパンフレットとするなら、職務経歴書はあなたの説明書になります。
まず、行う作業が「職歴の棚卸」です。
何か紙を用意して時系列に下記のことを書いていってください。
|何年~何年|合計何年|会社、所属名|担当業務|業務の詳細・結果・実績|
この5列をとにかく最初から順番に細かく書いていってください。
アルバイトやパートも書いてください。
結果・実績は「褒められた・自分なりに工夫した・ありがとうと言われたこと」などを書き出してください。
これによって忘れていた経歴や、忘れていた実績なども思い出されます。
書き出せたら職歴書を作成してください。
もし、前職の退職理由が口で説明しづらい場合は職歴書に書いても構いませんし、多いようなら
別で1枚「自己PR書」を作ってそこに書いて志望動機も書いても構いません。
さすがに退職理由だけを一枚に書くのは微妙ですが・・・・。
そして履歴書にも共通するのですが、なるべく空白部分を作らないように工夫してください。

3.応募

書類が準備できたらいざ、応募です。
ここで注意して欲しいところが
応募の電話・メールの時点で面接は始まっているのです。
たとえ、応募の電話に出た人が関係ない人だったとしても、電話の印象が悪いと取り次ぐ際に「印象×」がつく場合もあります。
実際に私が経験したことでは、求人情報には会社の電話と私の会社携帯を載せていました。
平日は会社にかかって来ますが、夜だと私の携帯にかかってきます。
平気で夜の11時に応募してきたり、私の声が若いとみるやタメ口になるおじさんがいたり、電話で根掘り葉掘り内容を追求してきたり、こういう人たちって本当にいるんです。
そうなったら面接官に面接する前から悪い印象がついてしまい、挽回するのにかなりの苦労をするでしょう。
逆に応募の際に好印象を持たれれば、それだけで面接の印象も良くなるかもしれません。
次に、未経験の方や年齢で弾かれる方や先のバブル崩壊後の就職活動をされた方が実際にしていたことですが、
最初の方に書いた、A4の封筒に入れた書類を募集も特にしていない会社の代表取締役宛に直接送りつけてしまうパターンです。
普通、求人募集をしていなければ、企業に電話で問い合わせをしても受付で断られます。
ですが、もしかしたら社長としてはいい人材であれば一人くらい採用しても構わない。ただ求人費を使ってまですぐに欲しいとは思っていない。と言う風に考えていれば効果抜群です。
条件などは分かりませんが、もし10社送って1.2社でも返事があれば実際に面接をした時に条件を聞き出してダメならこちらから断ればいい話ですので。

4.面接

いよいよ面接本番です。
まず、抑えておきたいのが一般的なマナーについて。
面接時間の10分前には着く。
3回ノックをして呼ばれてから入って自己紹介。
相手の目を見て話す。etc…
まぁ常識だとは思いますが、私も数多く面接している中では、いきなりノック無しにドアを開けてズカズカと入ってくる人もいたし、平気で遅刻してくる人もいたし、履歴書に写真を貼っていない人もいたし、履歴書すら持ってきてない人もいたし、住所不定の人もいたし、家の電話も携帯も持っていない人もいたし、年齢制限の話をしたら逆切れして帰っていった人もいます。
当たり前のことを当たり前にやる。まずはここから始まります。
次に面接のやり取りですが、大抵は同じような質問をされるはずです。以下に挙げるような質問に対しての答えは、あらかじめ準備しておいた方がよいでしょう。

  • 前職の退職理由
  • 企業に対する志望動機
  • 職種に対する志望動機
  • あなたの強み
  • 性格(長所・短所)
  • 求職期間中の活動
  • 自己アピール
  • 最後に質問は?

特に退職理由は、もしネガティブな理由でもコジツケでもいいのでポジティブな理由にしましょう。
性格も言いようによっては長所にも短所にもなりますので、短所を言う場合は言い切らずにポジティブな言い方に転換できるといいかもしれません。
最後の質問が特に無ければ無いで構いませんが、こちらも言い切らずに一言アピールを付け加えるとちょっとした印象が期待できます。
最後に面接が終わった後(その日か翌日)に礼状を書きましょう。
これは本命の応募先であれば特にやった方がいいです。
正直派遣だったのもありますが、礼状は貰ったことがありませんし、コンサルの講師も礼状を送る人は殆どいないそうです。
であればむしろ送った方がかなりのインパクトを発揮します。
不採用を採用に変えるほどの力はありませんが、ボーダーラインにいる場合は礼状がきっかけで採用になったケースもあるそうです。
こんな感じで私も職歴書を書いている最中ですが、同志の方々共に頑張りましょう!


2件のコメント

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     数百人と面接!?
    のずさんさりげなくすごい経歴を持ってたんですね!!でもそれを相手に伝えたら面接官が面接されてるみたいで、相手にプレッシャーが!?
     ちなみに僕はとあるWEB会社から電話がかかって来た時にマリオカートやってましたw→落ちました(涙 

  2. SECRET: 0
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    マリオカートですかwもちろん音は消しましたよね?
    確かにやりづらいかもしれませんwお互い手の内の探りあいみたいになっちゃうんでw
    最近会社説明会で派遣会社の人が来るんですが、そこのコーディネータさんと本音トークが出来るのも役得かもしれませんね 笑

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