年末などになるとしきりによくやる特番「警察密着24時」があるが、今回は私が出る番になったのだ。
いつも私は昼に母校の大学に楽器の練習をしてから帰宅してそのままバイトへ行くのを日課にしている。
今日も変わらずに大学に練習しに行った帰りのことだ。
いつもの原付「野末号」を走らせる。
だが、最近残念なことにそろそろ寿命が来たのか野末号がめっきり遅くなったのだ。
全開にアクセルを回してやっと30キロが出る程度。
しかも加速もマリオカートで例えると「クッパ又はドンキー」並みで相当遅くなってきている。
まぁお陰でスピード違反にはならないのだが・・・・。
そんな鈍足野末号で帰途に着く頃、後100mで我が家といったところのT字路に差し掛かった。
車など全く通ってない2車線の道で一応一旦停止のところで減速して左右確認して曲がった時まさにその時だった。
「はーい、ちょっと止まってくれるかな?」
曲がった先に丁度白バイに乗ったお巡りさんが通せんぼしていた。
え?何ですか??私に何か??どう考えても30キロも出ない鈍足原チャのどこがダメですか??とパニックになった。
それと同時にもう一つの考えが脳裏を過ぎる。
「逃げろ!!とりあえず逃げろ!!」
だが、少し考えればわかるが、全力を出しても30キロしか出ない原チャで白バイを振り切るのはあまりに無謀だ。
ボブ・サップに喧嘩を売る位無謀な挑戦と言えよう。
いや、間違いなく返り討ちに遭う。
観念して原チャを降りてせめてもの抵抗として
「あのぉ、どうかしました??」
と白々しく聞いてみた。いや、だが特にわざわざ止められるほどのことはしていないはずである。
この善良な一般市民に一体何の用があるというのか。
と、開き直ったのだが
「はい、一旦停止してなかったねー?」
「え!?でも車全く無いし一応ほぼ止まりましたよ!?」
「でもねぇ、ちゃんと足をついて一旦停止なのよねぇ・・・・。だから2点減点ね?」
一旦停止違反で2点減点を喰らってしまった・・・・。
それにしてもショボイ。
全くショボイ。
違反とは無縁のはずの老人バイクで、しかも一旦停止違反で2点減点とは我ながら涙が出るほどショボイ。なんてスケールの小さい話であろうか。
しかも去年やっとゴールド免許になったと言うのにだ。
おまけに追い討ちをかけるように罰金5千円つき。
これもまた中途半端だ。
まるで中途半端でショボクてスケールの小さい人間だと言われてるように思えてきた。
その日の仕事は当たり前のようにめちゃくちゃテンションは低かった。
だが、一番何が悲しかったかと言うと、この出来事をバイト先で聞いてもらおうとして3回くらい違う人に喋ったのだが、その3回とも全て話し終わる前にタイミング悪く話題がそれて不完全燃焼に終わったことだ。
だから・・・・。せめてここでくらい好きなだけ書かせて下さい。


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