先日も記述したとおり我が相棒の原チャリ野末号は転倒して大往生したのだ。
だから転倒した現場に置き去りにしてあった。
ライブの翌日、かなり足も回復してバイトを終えた私は野末号を迎えに行くことにした。
そもそも私が高校二年の時、学校に内緒で原チャの免許を取って中古で3万で買ってもらったバイクである。
以来7年間野末号と共に青春を過ごしたものだ。
今やあちこちボロが出ていた。
十分過ぎる働きはしてくれたと思う。おそらく人間にしたら立派なシルバーである。
老後真っ只中の野末号。
今までありがとう、お疲れ様。
と思いながら歩いていると、たまたまカジへーと会った。
彼は今日バイトが休みらしく、彼女と友達(applesのヨソ君)と飲みに行くとこらしい。
一応野末号を引きずって後で合流することにして、ついに野末号と3日ぶりのご対面を果たした。
その痛々しい姿に寂しさを感じていた。
そして、無理なのは分かっていたがエンジンをかけてみることにした。野末号はとっくにバッテリーが切れているのでキックのみの始動となる。
足に力を入れ蹴ってみる。
やはりかからない。まぁ仕方が無いさ。
でもなぜかもう一度かけてみる。
やはりかからない。
蹴ってる行為自体無駄だとは思っていた。
けど蹴りたかった。
もう一度蹴ってみた。
「ブルン!! ブルルルルル・・・・。」
「!?」
かかった。
その瞬間全身に鳥肌が立ったことを覚えている。
甦ったのだ。不死鳥の如く甦ったのだ。
フェニックスである。フェニックス一輝である。
私は感動の絶頂にいた。
「お前ってやつはぁ!!」
この感動は並大抵のレベルではない。
例えるなら
「クララが・・・クララが立ったぁ!!!!」
並みである。
感動の中、早速野末号に乗って走ってみた。
今まで以上に安定感を欠いた走りだ。ミラーも曲がっている。戻そうとしたらバキッといきそうだ。
なんとか駅まで乗ってカジヘーと合流した。
残念なことに彼らには私の感動がイマイチ伝わらなかったようだが、その後も野末号は走り続けている。
さすがにバイトに十三まで乗る気にはなれないが近所を走るには大活躍だ。
野末号。これからも末永く頼みます。


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